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秋空の中で 燻の輝き今再び!  駿河区S邸屋根改修工事完了

駿河区 S邸 竣工

駿河区 S邸 屋根改修工事完了 燻しの輝き今再び

S邸屋根改修工事が無事に竣工いたしました。改修工事前の状況はと言いますと100年以上の月日の流れに部分的ではありますが既設瓦の傷みも激しく、梁・柱といった構造体もその加重の影響で若干ではありますが歪みが生じていた部分がありました。

今回の屋根改修工事によって既設瓦と瓦土を撤去し、屋根下地となる野地板も全て張り替えさせて頂きました。この結果S邸の建物にかかっていた加重も乗用車の重さに換算して約15台分のスリム化がはかれたこととなりました。

かなりの時間(日数)を掛けさせて頂き、一枚いちまい真心籠めて丁寧に瓦葺き作業を施工させて戴きました。焼け焦げてしまうような暑さの中、瓦職人の大石さんも本当によく頑張ってくれました。

真新しい燻銀の化粧直しを施し 既設の鬼瓦が再度一番高いところにS邸の家内安全を願って据え付けられた時には、私も工事写真を撮りながら屋根の上にて非常に感動したことを思い出します。

S様ご家族の方々には長い工事期間を頂き、その間本当にご迷惑をお掛け致しました。今回の屋根改修工事を施工させて頂いた工事者・各職人を代表いたしましてお詫びとお礼を述べさせて頂きます。『S様 工事期間中は大変ご迷惑をお掛け致しました。無事に屋根改修工事及び増改築工事を竣工させることが出来ました。どうも有難うございました。』

広いお庭の中に新しく生まれ変ったS邸の美しい姿を私は何度もカメラのシャッターを切りながら納めさせていただきました。

晴れ渡った秋の青空の中で真新しい燻瓦の輝きがなんとも言えません。歴史ある日本家屋の屋根改修工事を施工させて頂き本当に私は幸せ者です。

追伸・・・歴史あるS邸にはやっぱりスゴイものがたくさん!『ちょこっとだけ私も拝見させて頂きました。』

小判 献上刀

献上刀 小判

先ず一つ目は、【小判です!】 おいべっさん(西宮神社・恵比寿講)のお飾りに付いている薄っぺらな偽物小判しかみたことのない私にとって【本物の重厚感】はすごいものがありました!(・・・・現在の価値に換算したら・・・・・・???)

お次は、『な・なっ!・・・なんと!』【葵の御紋が入った献上刀】なのであります。歴史的にも価値あるもので、10年近く前にはテレビ放映されたこともあるそうです。そんな貴重な品を拝見させて頂けたたけでなく、なんとこの手に持たせて頂きました!

私・・・気分はすっかり【将軍気分でありました。】(・・・・夢みたい!!)

2007年09月28日 18:14| コメント (2) | トラックバック (0)

この記事へのコメント

猛暑のなかでのS邸の修理、お疲れ様!
新築のときの美しさが甦りましたね。
妻側も木の色合いも美しい!
瓦も軽量化されたので、風雨はもちろん、今後の大地震にも耐えられそうですね。

それにしてもたくさんの貨幣。
小判はいつの時代のものかはわかりませんが(文の刻印があるのは、文政小判かな)、天保通宝(小判型の銅銭・40枚で1両小判と同価値)がずいぶんありますね。
その下にある小さな長方形の金貨は、安政一分判金かな。
その左にあるやや大きな長方形の貨幣は、明和五匁銀のようです。
さらに左下に見える鉛色の貨幣は、安政丁銀かな。

貨幣の残り具合からみると、江戸時代の後半、とくに幕末にご商売で大きな利益をあげられたお宅のようですね。


ところで、先日の夜明けの真崎海岸も、息をのむ美しさでした。
光りの筋からみると、絞り込んで長時間露光をされたようですから、実際は、まだ薄暗かったのでしょう。
そんな静かな時間のなかで、波打ち際までのびた港の灯がとても綺麗です。

しかし「かわたれ時」なんて言葉をご存知とは、社長さんは、文学青年だったのかな。

そうそう前回のテーブルフォトに登場したうさぎさん、かわいいですね。
こういう演出、うまいなぁ(まこべえにはとても真似できないな)

まこべえ様へ  おはようございます。

お忙しい中 コメント頂きまして 有難うございます。
おかげさまで【S邸屋根改修工事及び一部増改築工事】も竣工をむかえることが出来ました。

最近の住宅工法ではなかなか味わえない各仕事内容に私も非常に遣り甲斐のあるお仕事をさせて頂きました。

また今回の工事によって屋根の加重がかなり軽減されましたから、地震時の建物揺れ等も以前と比べれば安全側に作用することだと思っています。

まこべえさん!流石にお詳しいですね。私はまったく知識が無いので分りませんが昔のお金(小判等)を見ていますと・・・なんだか自分が時代劇に出演している役者になった気分で思わず一枚・・・小判をちょいと噛んでみたくなってしまいます。(役柄はうだつの上がらない大工職人ってところでしょうか!?)

・・・冗談は兎も角 古銭の形一つひとつに趣があっていいですね~!ズシッと来る重みが堪りません。

先日の真崎海岸での状況は、まこべえさんの仰る通りなんです!薄暗いと言うかかなり暗かったので必然的に長時間露光になってしまうのですが、夜明けの波の動きを長く露光することによって水面が鏡の様にたいらになってくれたので、向こう岸の明かりがこちらの浜辺まで滑らかな線となり届いてくれたんだと思っています。

文学青年なんてとんでもない!・・・小さな頃から本を読むのも大嫌いですし、文字を書くのは大の苦手なんです。(・・・そんな私ですが、つい詩人気取りをしてみたくなってしまうのであります。)

障子越しのうさぎですか~!?『ありがとうございます』
娘に頼んで描いてもらったものを型抜きして障子紙にセロハンテープで軽くとめて撮影してみました。

この時の撮影で『難しいな~!』と感じたのは障子の桝目を正しくカメラと平行に合わせないと歪んでしまうので何度か撮り直ししての撮影となりました。

・・・テーブルフォトで一番難しいな~!と感じるのは、どのポイント(位置)にピントを合わせ、どの位絞って撮影するかによって写真の雰囲気がまったく違ってくるので、頭を悩ませながら撮影している始末であります。

これから最も過しやすく自然が輝きだす時ですから、ほんの少しの時間でもフィールドに飛び出てデジカメ散歩を楽しもう!と意気込みだけは忘れないように頑張って行こうと思っています。

まこべえさんの 瀬戸内の穏やかな夕陽風景に魅せられてしまった私は、居てもたっても居られなくなってしまいます!【素敵な秋】をとらえてみたいですね!