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基礎内部まで計画換気するために! 静岡市清水区M邸

土台パッキン施工状況

基礎外周部にも十分に気を使ってます! 『秘密はこれ!』

静岡市清水区三保のM邸現場です。いよいよ木工事がスタートいたしました。今日の作業は土台据え付け作業です!もちろん土台に使用させて頂く材料は120角の檜材です。ボルト穴をドリルで掘る度に春風に乗ってヒノキのい~い香りが現場内に広がって行きます。

今日皆様にご覧頂きたいのが基礎外周部の土台を敷き込む前に基礎の天端に貼り付け行く黒いスポンジのようなものです。これっ・・・?いったい何の為にこのようなものを貼り付けて行くのかわかりますか?

この黒いスポンジのようなものは【土台パッキン】と呼ばれています。実はこの土台パッキンの役割は基礎(外周部)の天端と土台との僅かな隙間をもこのスポンジ状のパッキンにて密着させてしまう効果が有るのです。

土台パッキン 土台パッキン施工状況

基礎外周部の気密性を極力高めることによって、基礎内部に至っても計画的な換気が実現出来るのです。

皆さまが住宅の工事現場でよく見掛けるのが土台と基礎の間に硬質のゴムを差し込んだ【基礎パッキン】工法と言うものがあります。この方法は基礎内部に外気を取り入れることによって基礎内の換気を行っているのです。

しかしこの方法ですと・・・・例えば【真冬時】の冷たい空気も床下に流れ込み、お部屋をどんなに暖房しても足元が温かくなることはありません。

その他にも・・・・例えば【梅雨時】などは湿った空気が基礎内部にまで流れ込み、使用されている基礎部分の木材にも悪影響を与えてしまうし、害虫(ゴキブリ・シロアリ等々)の発生率も高くなってしまいます。

土台パッキン 土台パッキン施工状況

スーパーウォール工法は基礎内部の環境にも拘りを持っています!夏も冬も・・・ジトジトした梅雨時も基礎内部は一年を通して計画的に換気された空間なのであります。

基礎内部に至っても質の高い計画換気を行う為には、基礎外周部の気密性を高める必要があります。この黒いスポンジ状の土台パッキンはそんな役割があるのです。

これからの住宅は、例え基礎内部であってもお部屋のような計画的に換気されたスペースでなければならないのではないでしょうか!?

大切な家だからこそ、長持ちする工夫が必要なんだと考えています。家を長持ちさせる為には先ずは【床の下】にまでも気を配らなくては!

次回は基礎内部の断熱処理に付いてお伝え出来たらと思っています。

基礎(外周部)檜120角土台据え付け

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2008年03月22日 17:35 | トラックバック (0)