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斎砂(いみずな)にてお清めをしていただくために (京都 上賀茂神社)

京都 上賀茂神社 立砂

新築される御施主様に斎砂をお渡ししたくて (上賀茂神社にて)

JR東海のTVCMをご覧になった方々はきっと桜色に染まった京都を旅してみたくなってしまったことでしょう!『しかし、困ったぞ 私はもう春のない国には住めなくなりそうだ・・・。』(こんな言葉をCMの中で呟かれたら誰だって京都に行きたくなってしまいますよね!)

桜咲く上賀茂神社に憧れてしまいますよね!・・・・私が今回訪れた時(3月10日)には桜の蕾はまだまだ固くCMのようなシーンはとても望めませんでしたが、もう一つ自分の目で確かめたかったものが有ったんです!それがこれです!(上段の写真)白く輝く円錐型の砂山が二つ!いったいこれは何なんでしょう?そしてどんな意味があるのでしょうか?

京都・上賀茂神社(楼門) 京都・上賀茂神社(手水舎)

近くにあった立て札に書かれていた文書を読んでみると・・・・。この盛られた砂は『立砂(たてすな)』と呼ばれているようです。(以降立て札より抜粋させて頂きます。)『たつ』とは神様の御出現に由来した言葉である。その昔祭神が最初に降臨になったのは神社の後ろにある円錐型の美しい形をした神山(こうやま)である。立砂はこの神山にちなんだもので一種のヒモロギ〔神様が降りられる憑代(よりしろ)である。鬼門・裏鬼門にお砂をまき清めるのはこの立砂の信仰が起源である。つまりお清めのお砂の始まりである。

お清めの砂(斎砂) 京都・上賀茂神社 鳥居

『・・・・・なるほど~!清めのお砂の本家本元っと言ったところでしょうか!?』ならば只今新築中のA様にお渡しして、お引渡しの時にはこの斎砂(いみ砂)にてお清めをして頂きたい!そんな気持ちから小分けされた斎砂を購入して来ました。建物が完成するまでがお客様とのお付き合いではありません、お引渡しが滞りなく行なわれ、その時点からが本当の御施主様とのお付き合いの始まりと思っております。いつまでも末永くご家族が健康で幸せな家庭を築いていただくために・・・そんな気持ちをこの『斎砂』に籠めてお客様にお渡ししたと思っています。

上賀茂神社 斎砂(いみずな)の由来

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2007年03月16日 10:33| コメント (2) | トラックバック (0)

この記事へのコメント

こんばんは。

上賀茂神社に行かれたとは、ある意味、通好みな旅でしたね。
王城を守護する神社として古くから信仰を集めながら、やや北に位置しているためか、下鴨神社とくらべると、これまで知名度も低く、観光客も少なかった神社ですが、CMのおかげで注目度赤丸急上昇ですね。

今年は、いつもなら静かな境内も、たいへんな混雑になることでしょう。
とくにテレビに登場した参道のシダレザクラは、超人気モデルなみにカメラを向けられるのではないでしょうか。

CMの最後に一瞬写る賀茂川沿いの枝垂れ桜の道(半木の道)は、昨年の春に歩きましたが、少し早すぎました(2006年4月15日の日記にアップしました)。
ただCMは、彩度をあげているため、少し違和感があります。
やはり作られた色は、本物の気品のある美しさには勝てませんね。

ちなみに上賀茂社と半木の道の中間にある府立植物園も桜が美しく、うまくするとチューリップとの競演も楽しめます。

その上賀茂社で購入したものが斎砂であるとは、いかにも寺田さんらしいおみやげですね。

王城を守護してきた上賀茂神社の斎砂で清められたお宅に住む!
これは、ご利益がありそうです!
そこに、寺田工務店さんのやさしさあふれる心遣いが加わるわけですから、お客さまもきっと喜ばれることでしょう。

賀茂社に守られる寺田工務店の注文住宅!
まこべえも、こんな住宅に住みたいな。  

京都は、ほかにどこをまわられたのですか。
続きがあれば、また紹介してくださいね。

まこべえさんへ  こんにちは

コメント頂きまして有難うございます。

・・・とても『通』と言って頂けるような私では有りません。今回のCMの影響を受けてしまったとてもミーハーな私であります。(お恥ずかしい限りであります。まこべえさんの様に真の京都通に憧れている私であります。)

参道のシダレザクラ!仰る通り今年のトップスターとなること間違いないでしょうね!(花のない状態であっても満開時の華やかな情景を想像させてくれるような優雅な枝ぶりでありました。)

そうなんです!まこべえさん!CMの色作りには私も少々疑問を感じました。(こうあって欲しい!というCM作者の気持ちは大いに理解出来るのですが、桜本来の清いさくら色をもっと忠実に守っても良かったのでなかたのかと思ってしまいます。)

昨年、まこべえさんから御紹介があった『京の桜シリーズ』・・・素晴らしすぎて言葉を失うくらいでした!

今でもはっきり覚えています!
http://plaza.rakuten.co.jp/makobei/diary/200604150000/
昨年4月15日UPされたこの記事の桜も本当に素晴らしい!歳と共に涙腺が弱くなったせいか・・・じっと見つめているとその桜の美しさに胸が熱くなって霞んで来てしまいます。

チューリップと桜の共演ですね~!そんな春の光景を味わってしまったら本当にCM文句じゃないけれど『春のない国には住めなくなってしまいますね!』

まこべえさん!今年も京の桜期待してます!

『斎砂』・・・・このお清めの砂にて御施主様のご家族が末永くお幸せに暮らせる様に私もお祈りさせて頂こうと思っています。

今回の京都の旅にて私がもう一つ自分の目で確かめたかったのは京都御所の東北角の築地塀の角を欠いて造られた『猿が辻』です!(建物の全てが完成!と思った瞬間に心の中に魔がさすもの!そんな気持ちを戒めるためにも塀の一角を欠いて造られた・・・そんな粋な計らいをこの目で確かめてみたくて!』

ただ単に鬼門封じとしての説に留まらず、建物の一部を未完にしておくことで『常に気のゆるみを押さえる』と言ったそのな意味が籠められいると聞きました。・・・・その場の空気を実体験してみたくて・・・・。もちろん木彫りのお猿さんにも逢いたかったのですが・・・。